江南の古い町の姿
杭州市富陽区の新登古城は昔から「千年古鎮、羅隠故郷」と呼ばれ、文化が深く、古い史を持っている。新登の旧名は新城で、古代には東安と呼ばれ、三国時代に現れ、歴史は1800年以上に達した。史料によると、町は正式に唐に建てられ、都市の配置は明の嘉靖年間にほぼ定まった。現存する古城は主に明の中期に建設されたもので、1300年余り経っても基本的に完全に保存されており、浙江省では極めて珍しい。
新登古城では、明代の城壁だけでなく、民国時代の建築も見え、過去と現在がここで調和して共存している。古城の保護は必ずしもすべて建設に頼る必要はなく、先住民の日常生活を残すことは古城の歴史の根を守る。
ここには秉贤街、新城街などの特色ある道だけでなく、羅隠書屋、登雲コミュニティ文化家園、新登戦役記念館、徐玉蘭旧居、徐玉蘭芸術館などの公共施設がある。特に新登は有名な越劇演出家の徐玉蘭氏の故郷で、前後して「浙江省民間文化芸術(越劇)の郷」「浙江省第4回指定の歴史文化名鎮」「浙江省戯曲の郷」に選出された。
古い舞台の下に足を止めて、目の前はすばらしい演技で、耳には悠々としたメロディーが漂っている。
千年を越えて、夢を探す夜の旅
新登古城に来たら奇妙な夜景を見逃すわけにはいかない。夜の旅を体験することは、時を越えて、千年前の夢を見るようだ。立派で趣のある「夜の古城」が公開されると、多くの市民観光客が訪れている。
新登古城で最も賑やかな元始門(大東門とも呼ばれる)では、「城壁の上の江南」の意味がわかる。地元の有名な人物、山水の風景、そして文化芸術などの要素が投影設備を通じて城壁に現れ、直観的で生き生きとしている。古城の歴史の内包はここで急速に理解されている。
路地が縦横に走っていて、各色の明かりが別のロマンチックな色を加えている。優雅な漢服を着て、撮った写真は忘れられない。光と影が交錯し、仮想と現実、新しい芸術と古い遺跡が奇妙な反応を起こし、これが新登古城の魅力である。