杭州のすばらしい新年、臨平区の味


紅焼羊肉

臨平区の紅焼羊肉(羊肉の醤油煮込み)は今から800年余りの歴史があり、食材に非常にこだわり、体重40 ~ 50キロの良質な湖羊を選ぶことが多い。羊肉、ネギ、ニンニク、ショウガ、桂皮、山椒、氷砂糖、各家庭に代々伝わるレシピは、大きな鍋の中でゆっくりと魅力的なおいしさを調理する。


調理中は羊肉の臭みがなくなり、コクのある出汁を吸った羊肉がとても柔らかい。食卓の圧巻となったグルメは、紅焼羊肉の匂いが口いっぱいに広がり、紹興酒との相性が最高の組み合わせ。


塘栖板鴨

塘栖古鎮の板鴨はアヒルを燻製して焼いて煮た特色ある料理で、表皮は色が赤くてつやつやしていて、味がよくて、肉質が柔らかくて、現地独自の名物である。


毎年秋の末と冬の初めは塘棲板鴨の出荷の最盛期である。板鴨を作るには、十数回の工程を経なければならないし、塩以外に調味料を入れない。


象形ビワ酥

ビワといえば、塘栖を思い浮かべる人も少なくないだろう。塘栖ビワは隋朝から栽培され、今まで千年以上の歴史があり、かなり有名なお土産である。


象形ビワ酥はビワに似た特別なお菓子でである。見た目は完全に成熟したビワで、黄色の皮はカリッとしている。中身の餡もビワで作られていて、食べると明らかな果肉が見える。


粢毛ミートボール

多くの年配の塘栖住民から見れば、粢毛ミートボールは塘栖の食の「ランドマーク」の一つである。粢毛ミートボールはこれまで人々に人気があり、塘栖住民が客をもてなす際や酒席を置く際に欠かせない伝統的な料理である。味だけでなく、その由来も面白い伝説である。


清の乾隆皇帝は江南を訪問した際に塘栖を経由し、地元の小さなレストランで食事をした。料理人はミートボールのの醤油煮込みを作ろうとしたが、うっかりしてミートボールがもち米の中に丸く落ちてしまったので、間違えてもち米を巻いたミートボールを作ってしまった。その結果、意外にも皇帝はこの料理に満足していたので、粢毛ミートボールは地元の特色料理になった。