『梁山伯と祝英台』という伝説は、人々を感動させる美しい愛情物語であり、それは『孟姜女』、『牛郎織女』、『白蛇伝説』と並び、中国四大民間伝説と言われる。その中では、『梁山伯と祝英台』(略称:『梁祝』)の影響が一番大きく、特に、文学性、芸術性と思想性から言えば、中国民間伝説の中で、一番価値がある伝説と言える。『梁山伯と祝英台』を東方版の『ロミオとジュリエット』に喩える人が多い。
『梁祝』は梁山伯と祝英台という二人に関する美しい愛情物語である。東晋の時代から、この物語が形成したとよく言われている。
『梁祝』という物語が人々によく伝われ、それを元にして編集した越劇である『梁山伯と祝英台』、バイオリン協奏曲『梁祝』、映画『梁山伯と祝英台』など各種類の作品が生まれた。『梁祝』という伝説は、中国国内よく知られているのではなく、日本、韓国、シンガポール、ベトナムなどの国まで伝えられ、その国の文学にも影響を及んでいる。