橋西直街は昔の京杭大運河沿いの繁栄を目撃し、杭州の百年余りの近代工業発展の歴史を乗せて、今再び生まれ変わった。
橋西直街は拱宸橋の西に位置することから、その名がついた。明、清にこの一帯は「北関夜市」と呼ばれ、運河の便利な交通のために店が林立し、人だかりができていた。日清戦争後、拱宸橋は通商港として開港した。徐々に、様々な工場が建設され、その中で杭州で最初の機械紡績企業である通益公紗工場が杭州近代工業の幕を開けた。
当時橋西一帯に住んでいた住民は、工場の従業員が多く、他にも多くのビジネスマン、漁民、埠頭の労働者がいた。そのため、橋西直街はにぎやかな街でもあり、様々な店舗が住民の日常消費を満たし、繁栄した。
今の橋西直街は昔の盛況を最大限に残して、大量の近現代工業遺跡及び完全な古い民家が適切に保護され、開発された。例えば、もともと廃棄されていた工場が博物館に改築され、財神廟、張大仙廟は京杭大運河に文化的な雰囲気を加える。
橋西直街歴史文化街区は、さらに生きた無形遺産展示館で、杭州初の大きな手芸体験館である手工芸活態館はここにある。これは杭州第一綿紡績工場の3号工場の建物を改築した博物館で、内部構造は完全に保存され、重要な歴史研究価値があり、すでに省級文保単位名簿に登録された。現在、20以上の無形遺産がここで生気を取り戻している。
橋西直街を歩いていると、「無形遺産」と深いつながりがあるお店も少ない。呉理人民俗芸術館に展示されている絵画、図志は運河文化、民俗を体現しており、杭州運河文化の特色を持つ代表的な特産品もある。浙江派徐門琴館では毎週のように体験授業があり、不定期に様々なイベントが行われ、その場に身を置いて古琴の趣を体験できる。如意里原創珠宝芸術ではどんなジュエリーも身に着けることができる芸術品にすることができ、そして金工点翠という無形遺産を受け継ぐ専門のチームがいる。
同時に、橋西直街は「漢方医の街」でもあり、多くの有名な漢方医館がここで経営している。病人を接待するだけでなく、観光地でもある。漢方医館では無料のお茶も提供されているので、歩き疲れたらお茶を飲んで休憩するのもいい。