法鏡講寺に隠された自然の趣


中英日韩【03.04-03.08】晨经济:法镜讲寺感受山林野趣_副本.jpg


線香の匂いを嗅ぎ、心地よい鐘の音を聞き、悩みも焦りも消えたようだ。今では、お寺への参拝は多くの若者のストレス解消法となっている。


法鏡講寺は天竺山の蓮華峰の下に位置し、今まで1600年余りの歴史を持って、杭州にある多くの古い寺の一つである。


霊隠合澗橋のそばから道を辿って進むと、周りの景色は美しく静かで、山水画の中を歩いているようで気持ちがいい。


杭州市唯一の仏教女性信者の道場である法鏡講寺は下天竺とも呼ばれ、天竺三寺の中で最も早く建てられたもので、完成時期は霊隠寺より2年遅れただけだ。天王殿、円通宝殿、薬師壇場は現在の寺内で最も主要な建物である。三生石、金仏洞、香林洞、蓮華洞、翻経台など豊富なスポットも人々を魅了している。


古来、数え切れないほどの文人が訪れ、多くの佳作を残した。例えば李源と円沢の「三生の約束」の話、李白の『与从侄杭州刺史良遊天竺寺』、蘇軾の『以丑石贈行作三絶句』。


法鏡講寺は他の寺よりかなり小さく、観光客もさらに少ないが、景色が味わい深い。清らかな環境は人をリラックスさせ、あらゆる焦りや悩みを捨てさせる。


寺の客室はもともと杭州の信者を接待するために使われていたが、今では一般人にも開放されている。女性信者の道場であるため、女性を優先的に接待している。


客室内は古めかしく、窓の外はどこも青々とした植生で、畳でお茶を飲みながら景色を眺めるのが心地よい。


早朝は朝勤に参加でき、あるいは近くをぶらぶらするのもいい。天竺路には他の通行人はほとんどいなく、道端の渓流は澄みきって、鳥の鳴き声が絶えず、枝の隙間から太陽の光が地面を照らしている。


法鏡講寺で最も広く知られているものといえば、やはり三生石。唐の李源と円沢の深い友情に関する伝説が広く伝わって、彼らが生死の輪廻を経て再び出会ったところが三生石だった。その後、三生石の意味はさらに恋人同士の愛し合う象徴となった。