臨安区清涼峰鎮湖門村の陳家祠堂の具体的な建設年代は不明、敷地面積882平方メートルの四合院、全体の構造は長方形である。屋根は伝統的な硬山頂、前後に4つの庭があり、「四進」と呼ばれている。碑文によると、第一進は清の雍正2年に再建され、第二進はそれぞれ清の嘉慶元年、嘉慶13年に改造された。
陳家祠堂の配置はポーチ、第一進、中庭、第二進、中庭、第三進、第四進。ポーチの屋根は伝統的な巻棚頂、梁の彫刻は美しく上品で、柱の土台は太鼓形である。表門を過ぎるとホールで、同じ屋根も採用され、本来は照壁が設置されていたが、現在は獅子などの模様を彫る舞台に変更された。第一進と第二進の間は青石造りの中庭。第二進の梁が立派で、ホールの壁には「懐徳堂」の扁額が掲げられ、壁の両側は通路、後ろのスペースも広い。第二進と第三進の間の中庭の両側に廊下がある。第三進の左の壁に祠を再整備したと記された石碑がはめ込まれ、字がぼやけて、花の模様の彫刻もある。第三進は2階建て、梁の様式が凝っていて、梁や組物の彫刻も美しい。第三進と第四進の間は高い壁で区切られ、しかも壁は第三進の建物より2.2メートル高い。第四進は平屋建てで、後期に増築されたものである。
陳家祠堂は典型的な明・清代の徽派建築で、2005年に浙江省の省級文化財保護単位に登録された。