地下鉄1号線に乗って「西興駅」で降り、駅から500メートルほど歩くと千年の歴史を持つ西興古鎮に着く。
昔、ここは「浙東と浙西のドア」と呼ばれ、浙東古運河の源流とし、豊富な人文と史跡がある。西興老街は、現在杭州市街区で最も完全に保存されている古い街で、全長960メートル、東は鉄陵関、西は資福橋、杭州市10カ所の歴史文化保護区の1つである。
観光コースの1:
官河路に沿ってゆっくり歩いて、西興古鎮の最も本場の風景を一望する。
官河とは、昔の住民の古運河に対する呼称である。途中にフェンスで囲われた跡があり、それは永興閘。永興閘は西興古運河にある水門で、別名龍口閘とも呼ばれ、かつて銭塘江と浙東運河の接続先だった。明の万暦15年(西暦1587年)、蕭山県令である劉会氏は西興塘の建設に残された資金を永興閘の改造に用い、現地の用水状況を改善した。
歴史的な遺跡だけでなく、古めかしい青石畳の道、入り組んだ民家も魅力的である。
観光コースの2:
西興老街は川に沿って建設された。北岸は「官河路」、別名「下大通り」、南は「西興街」、別名「上大通り」。
昔ながらの理髪店、大工屋、喫茶店……今でも明、清の姿を保っており、大きな掛け声が聞こえてくるような気がする。
大通りをぶらぶらして、過塘行埠頭も観光すべきである。過塘行埠頭はかつて銭塘江と浙江東運河の輸送ハブで、地元は西晋以降貨物輸送の埠頭ができたため、急速に繁栄した町に発展した。
「1つの過塘行、半分の歴史」。過塘行埠頭陳列館に来て、浙江東大運河、「唐詩の道の起点」の輝かしい歴史および現地の盛衰を知ることができる。
おすすめの名所と文化財:
古資福橋、屋子橋、永興閘、庄亭遺跡(西施亭)、鉄嶺関遺跡、古石牌坊、古城門、埠頭