限りない美しい景色が亭から見える。西湖沿岸にはいろいろな亭がたくさんあり、古めかしい外観は西湖に別の魅力を加えている。
集賢亭:青い波の上に
集賢亭は湖濱一公園に位置し、清の西湖十八景の一つだった。軒は二重になっていて、六つの角が上に上がっていて、上部は尖っている。集賢亭は水の中にあり、小さな堤防で岸とつながって、堤防の高さはほぼ水面と同じで、遠くから見ると亭は西湖に浮かんでいるように見える。
初夏の頃、集賢亭のそばのハスの花が咲き乱れ、風の中に淡い花の香りが漂って、たまには、目の前を鳥が飛んでいる。夕方になると夕焼けがあずまやを覆い、水面に映った影は完全に魅力的な絵で、そして集賢亭が絵のハイライトである。
翠光亭:王族のはなやかさ
古代、柳浪聞鶯の翠光亭は、歴代皇帝が西湖を観光した際に乗船した埠頭であったことから、「御埠頭」とも呼ばれている。
2階建ての軒先には青色の瑠璃瓦が覆い、16本の朱色の柱が屋根を支え、底には大理石の土台がある。外観は立派で、色は鮮やかで、このような明らかな北方宮廷庭園の風格は素朴な江南地域の亭とは全く異なる。
雲水光中亭:波とハスに囲まれる
雲水光中亭は白堤と北山街の交差点に位置し、水に隣接して建てられ、断橋、御碑亭と向かい合っている。水、雲、ハス、この3つの要素はここで調和のとれた融合。
九渓煙樹碑亭:山と水の間の碑亭
九渓煙樹のそばに亭があり、中には「九渓煙樹」と刻まれた大きな石碑がある。「空の間に雲が影を落として、林の下の泉の音が静寂の中から聞こえてきた」。周りは青々とした竹林と山々で、近くの清らかな渓流の音が心地よいので、亭に座ってとてもリラックス。