野鳥観察が好きなら、杭州は必ず来なければならない。最近、初の「浙江省鳥見名所リスト」が発表され、杭州市の余杭北湖と蕭山雁蕩湿地が選ばれた。魅力的な風景だけでなく、国家級保護動物に会う機会もある。

余杭北湖

北湖の草蕩（ヨシの生えた区域）は昔から天荒蕩と呼ばれ、苕渓流域の重要な洪水緩衝区で、今から千年の歴史がある。豊かな自然資源によって、ここには大量の鳥が引きつけられたほか、野鳥観察が好きな人も増えている。

北湖には観鳥台、鳥類科学普及館、湿地保護館が設置され、核心区には鳥の生息に影響を与えない隠れ観鳥台も建設された。現在まで、北湖には294種の鳥類が記録されており、杭州で最も鳥類の種類が多い湿地である。そのうち国家一級保護動物8種、国家二級保護動物49種があり、すでに国家級自然保護地のレベルに達した。

蕭山雁蕩湿地

雁蕩湿地は蕭山区瓜沥鎮大義村に位置し、面積は約80ヘクタール。近年、環境整備が進むにつれ、かつて有名な工業町の環境は一変し、野生鳥類が生息する天国となった。

雁蕩湿地は中国東部の渡り鳥の移動ルート上の重要な中継所で、毎年大量の渡り鳥がここで休養し、体力を補充している。多種のサギは長年ここで生息しており、個体群の規模は極めて大きく、数は4万を超えている。初歩的な調査統計によると、雁蕩湿地には鳥類28種があり、そのうち国家二級重点保護野生動物は4種である。

4月から10月は野鳥観察のベストシーズンで、ベストタイムは朝と夕方、鳥の様々な行動が見える。さまざまな鳥が水面にくっついて飛んだり、じゃれ合ったりして、生命の活力に満ちている。