六和塔(六和聽涛)


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六和塔は銭塘江のほとりの月輪山にある。北宋の開宝三年(西暦970年)、呉越王は銭塘江の海嘯を鎮めるため、智元禅師を派遣して六和塔を建た。


六和塔は仏教の「六和敬」の義に由来し、また「天地四方」の意味により、六合塔とは別称される。元の六和塔は9階建てで、宣和五年の時に焼失した。南宋の紹興年間に再建した。明の正統二年に最上階と屋根を修繕した。清の光緒二十五年に外部の木造部分を再建し、乾隆皇帝がここを訪れた際に塔の各階に扁額を書いたのは、かなり珍しいことだ。


今の六和塔は外観13階、内部は7階、高さ59.88メートル、敷地面積888平方メートル。下から上に上がると、各階の軒が徐々に縮小し、一番上の軒には104の風鈴がかかっている。古来、海嘯を見る名所として知られて、毎年銭塘江の海嘯が起きる時期には、ここは人だかりができる。


オープン時間:夏7:00-17:30、冬7:00-16:55

住所:杭州市西湖区之江路16号

連絡先:0571-86591401