杭州博物館所蔵:鹿模様の南宋煉瓦


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煉瓦の色つや青灰、長方形、正には対称的な如意雲形の彫刻があり、雲形の中に鹿が1匹ずつ浮き彫りされた。左右の鹿は臥勢を呈し、頭を後ろに見て、互いに対応して、生き生きとしている。古代には鹿には鹿には幸運、長寿、昇進、厚禄などの寓意があり、鹿の図案は装飾としてもよく見られた。


この煉瓦は1995年に万松嶺の杭州たばこ工場で出土した。工場の位置は南宋皇城遺跡にあり、この一帯は1990年代中後期に何度も発掘され、大量の文化財が出土した。現在の資料によると、この煉瓦は比較的に珍しい建築部品であり、具体的な効用はさらに考証する必要がある。