西泠橋の東に位置する中国印学博物館は、西泠印社が設立した中国初の文献収蔵・文化財展示・学術交流を一体化した印章専門博物館である。博物館の前には高さ4.2メートルの漢代龍印章の形をした標識が立てられて、「天下一の印章」とうたわれている。入り口に掲げられた「中国印学博物館」扁額は、有名な書道家の趙朴初が書いたものだ。
博物館には歴代印章庁、篆刻芸術ホール、書画ホールが設置され、中国の印章と関連する学術の形成と発展を600点余りの貴重な実物で展示している。その中にはめったに見られない秦・漢の印章、明清以来の各巨匠が作った印鑑の実物がある。
また、博物館は西泠印社の既存の文化資源も結合し、国家レベルの庭園式博物館になった。