最近、中国建築金属構造協会は第15回の最初の「中国鋼構造物金賞」プロジェクトの受賞リストを発表した。杭州市拱墅区の北景園生態公園第1期(杭州eスポーツセンター)が入選。
「中国鋼構造物金賞」は中国住宅都市農村建設部が中国建築金属構造協会に委託・設立した鉄骨構造建築の最高大賞、毎年1回選出され、業界の工事品質の最高の栄誉を代表している。
杭州eスポーツセンター
「スターシップ」というかっこいいニックネームを持つ杭州eスポーツセンターは杭州市拱墅区デジタル経済産業園区に位置して、2022年アジア競技大会のeスポーツ会場である。中国初のアジア競技大会の基準に基づくeスポーツ会場として、杭州eスポーツセンターは甲級競技場の建設基準および「緑の建築」のデザインに厳格に準拠して、中国最大の陽極酸化アルミニウム板を用いた単体建築。杭州eスポーツセンターは11カ所の1級電気保障施設の1つ、杭州アジア競技大会総指揮室の監視システムをリンクした重要な4カ所の会場の1つ。アジア競技大会の際、ここでは金メダル8個が授与される。
杭州eスポーツセンターは2020年9月28日に建設が開始した。2021年2月4日、杭州アジア組織委員会から2022年アジア競技大会の会場と施設建設の任務書が届いた。工事は2022年3月31日に無事に完成した。2022年5月31日、杭州eスポーツセンターの起用式及び初の市民開放日イベントが盛大に行われ、全国初のプロのeスポーツ会場「スターシップ」が正式に出航した。
建物の総面積は約8万平方メートル、地上は1.9万平方メートル、地下は6.1万平方メートル、総高さ23.9メートル、総座席数4500席。主体建築構造は鉄骨構造で、中央屋根は複雑な24本のケーブルを支持構造とし、1本の鋼索の積載力は307トンに達し、最大スパン70メートル。鋼の円形フレームの外側では、複数の鋼梁及び斜柱が内部の鋼管コンクリート柱と接続し非常に強固な全体を形成した。鉄骨構造と建築が完璧に融合し、大地の中に自然に生えている有機体のようで、活力のある詩的な建築を生み出した。
昼間、空から見下ろすと、会場は北景園生態公園の湖畔に駐留する「スターシップ」のように見え、夜の会場は「星間の渦」というデザインによってまた巨大な星雲に変わる。会場外の3本の主要な歩行道路は渦の外縁、さまざまな照明が会場をぐるりと回って上昇し、特に屋根の明かりはスタートレイルの形にわざわざ設置される。これらの工夫により会場はまるで無限の宇宙の中のまばゆい星雲のようになり、星間に光とエネルギーを放って、新時代のスポーツの独特な魅力を明らかにしている。
杭州eスポーツセンターが公開されて以来、複数の大会が相次いで行われた。市民にeスポーツの魅力、競技の楽しさを体験させるとともに、アジア大会へのサービス向上、アジア大会に全国民が参加する濃厚な雰囲気を形成するのに役立つ。
現在、杭州eスポーツセンターは市民向けに開放されている。ここを訪れたい方は早く予約しましょう。
予約方式:1、アリペイで「智能亞運一站通」を検索、トップページの「運動」をクリックしてオンライン予約を行う。
2、浙里办Appで「亞運場館在線」をクリックしてオンライン予約。
杭州eスポーツセンターのオープン時間:月曜日から金曜日、9:00-17:30。