西渓国家湿地公園


西渓国家湿地公園は、中国浙江省杭州市にある湿地を中心とした公園で、国家のAAAAA級観光地であり、中国唯一の都市湿地、農耕湿地、湿地の文化を兼ねた湿地でである。西渓湿地は西湖から西へ5kmくらい離れ、西湖、西泠と共に、杭州の「三西」と呼ばれる有名な観光スポットである。


園内面積は11.5平方キロメートルで、70%は湖、川、沼沢などの水域面積である。西渓公園は、東部、中部、西部という三つの部分で分けられている。そのうち、中部だけは無料で観光客に開放され、主にレストラン、特産品の売店などが集中されている。東部と西部は、自然保護区であり、中国湿地博物館、湿地研究センター、鳥類観測エリア、野生動物保護センターなどが設置されている。西渓公園は陸地の緑化率は85%となり、杭州の「緑色の肺」と呼ばれている。 


西渓は昔、知識人たちが隠居所に好んだ場所である。今残っている遺跡は、秋雪庵、洪園、高荘などが挙げられる。そのうち、高荘は清の時代の役人、学者でもある高士奇の別荘で、最も大きなものである。白い壁と黒いレンガ、扉にはたくさんの額が掛けられている。


西渓は、古くから毎年の端午の節句に、中国の戦国時代、楚国の詩人、政治家である屈原を記念するため、ドラコンボード祭が行われる伝統がある。話によると、清の乾隆(けんりゅう)帝は、西渓でドラゴンボード祭を観たら、「龍舟盛会」と言い、これから、西渓のドラコンボード祭が全国名が広めた。現在は、「西渓国際ドラゴンボード競技」まで昇格したのである。


住所:浙江省杭州市西湖区西渓国家湿地公園

オープン時間:8:30-17:30

電話番号: 86 571 83968892