ボクシング


ボクシングは拳にグローブを着用しパンチのみを使い、相手の上半身前面と側面のみを攻撃対象とする格闘スポーツ。拳闘ともいう。ボクシングは古代オリンピックでは第23回大会(紀元前688年)から正式種目となり、近代ボクシングは近代イギリスで始まり、アメリカで盛んに行われている。試合形式はアマチュアとプロ。


現代アマチュアボクシングは1904年の第3回オリンピックで正式種目となり、1954年、ボクシングがアジア競技大会の正式種目になった。2010年アジア競技大会以降女子ボクシングは正式種目にも採用されている。2016年3月、IOCは国際ボクシング連盟の提案を採択し、2016年オリンピックでは男子ボクシングはヘルメットを使用しなくなったが、女子ボクシングは依然としてプロテクターを使用した。


ボクシングリングの面積は6.1平方メートル、リングの角にはコーナーマットと呼ばれるパッドを立ててロープを張る。キャンバスについては、フェルト(圧縮材)もしくは畳、または同じ程度の柔らかい下敷を置くと定められている。


ボクシングの試合は体重階級に行われる。試合は3ラウンド制を採用し、ラウンドごとに3分、ラウンド間は1分休憩する。ボクサーは相手のベルトより上の部分の正面または側面に直接パンチすることが有効である。採点方式は10ポイント・マストシステムによる10点満点の減点方式で、ラウンドが終わると、優勢なボクサーは10点を得て、劣勢のボクサーは相対的に得点が少ない。各ラウンドの点数を合計し、減点がある場合はその分を差し引いて判定する。その際、合計点が同点であったジャッジは、最終ラウンドの採点に併せ試合全体を通じてどちらの選手が優勢であったか明記する。


一方がノックダウンされた後、審判員は数秒開始し、ジェスチャーで表し、10秒になってもそのボクサーが立ち上がって試合を続けることができなければ、相手の勝利を判定する。


2022年アジア競技大会のボクシングには金メダル13個が設置される。


情報源:2022年アジア競技大会組織委員会