凛とした冬が来ると、富陽はもう暖かくも生気もなくなった。しかし、冬の凛とした中でも「富春山居」は魅力を放って、「冬にもこんなに美しいのか」と感嘆させられる
冬の「静けさ」を味わう
龍門古鎮が最も魅力的なのは冬だと思い、道端の木々は緑から黄色に変わり、枯れた葉は風に乗って道に落ち、踏むとカチカチと音がする。
龍門古鎮はスローモーションの映画のようなもので、いつでもゆっくりしている。古い路地に散らばる明るい日差しが服をぽかぽかにし、心地よい、ゆったりとした日常を照らす。
冬の陽陂湖は水墨絵のようだ。青空と白い雲が湖の上を静かに覆っているのは、昔の人が詩の中で描いた光景だ。また、陽陂湖の日の出と日の入りは美しい。
陽陂湖は動物の越冬の楽園でもあり、様々な渡り鳥が冬限定の風景となっている。
冬の「絢爛」を感じる
風が吹くと気温が急降下し、黄公望隠居地も風の中で姿を変えた。幾重にも重なり合った山々が色鮮やかで、ひっくり返されたパレットのようだ。
紅葉が冬を明るくする。黄公望隠居地の紅葉が寒風の中で激しく踊り、その時の最も壮麗な美しさを描いている。
東呉文化公園の緑は西湖に負けないと考える人が多い。沿岸のヤナギ、植生が茂る鹿山はここで「森の呼吸」を楽しめる。冬にここに来ると、メタセコイアの美しさに酔うこともできる。12月のメタセコイアが最も美しく、鹿山に登って富春江と公園を見下ろすのは気持ちがいい。
冬の「味」を噛む
龍門グルメの代表格として、牛八碗は冬にぴったりの料理である。
地元で放し飼いにされている黄牛の肉質は極めて優れている。牛肉、牛の尾、牛のひづめ、牛のすじ……異なる調理方法で異なる部位を異なる料理にすることは、龍門古鎮の食卓にしかない忘れられない思い出である。
羊肉も旬のグルメですので、もちろんお見逃しない。霊橋羊肉は肉質がよく、知名度が高く、羊1匹で目まぐるしいさまざまな料理ができる。中でもシンプルな白切羊肉が人気である。