中国の篆刻(西泠印社の金石篆刻)


西泠印社は清の光緒三十年(1904年)に創立され、篆刻の創作と研究を中心とし、書画も兼ねた学術団体、西湖の孤山の麓に位置する。西泠印社には明、清の古い建築や遺跡が複数含まれ、庭園は上品で、景色は静かで美しい。特に、西泠印社の文化的景観が多く、石碑や岩に刻まれた書道があちこちで見られる。「湖山最勝」と誉められている。


西泠印社の創始者は、4人の浙江省出身の篆刻家、丁仁、王禔、葉为銘、呉隠。1913年、有名な篆刻家の呉昌碩が初代社長に推戴され、社員のほとんどは篆刻家、書画家、収集家、学者、鑑賞家だ。日本からの河井荃廬と長尾雨山も西泠印社に参加したことがあり、西泠印社のの名声はますます広くなってきた。


西泠印社は「金石を保存し、印学を研究し、書画を兼ねる」という趣旨を受け継いでいって、篆刻の技を完璧に伝承して、芸術・創作・学術・研究・文化財考古学・出版などの面で輝かしい成果を収めた。国内外の篆刻の歴史において、西泠印社は時間が最も長く、成果が最も高く、影響が最も大きい学術団体で、「天下第一名社」の誉れを誇る。